糖尿病治療薬一覧の血糖降下剤を4剤併用する患者増加

糖尿病の治療薬一覧としては、BGと呼ばれるビグアナイド薬とSUと呼ばれるスルホニル尿素薬、DPP-4阻害薬、グリニドと呼ばれる2 速効型インスリン分泌促進薬、α-GI、チアゾリジン薬、SGLT-2阻害剤の7種類の血糖降下剤がありますが、糖尿病治療薬一覧にGLP-1アナログと呼ばれるインクレチン関連薬、アルドース還元酵素阻害剤、糖尿病性腎症治療薬を糖尿病治療薬一覧に含める事もあります。
ADAやEASDでは、2型糖尿病患者への第一選択薬としてBGに属するメトホルミンが推奨されていますが、日本国内ではメトホルミンは乳酸アシドーシスによる致死率が高くなる事や腎機能障害者への利用は禁忌とされている事から、2型速効型インスリン分泌促進薬の方が多く用いられています。又、インスリンの分泌量が欧米人の25%~50%と少ない日本人には、2型速効型インスリン分泌促進薬の方が有効とされています。
糖尿病治療には、1種類の経口血糖降下剤が投与されるが徐々に薬理効果が薄れ、複数の経口血糖血糖降下剤の併用投与が必要となり、現在では糖尿病治療薬一覧に記載される作用機序の異なる薬剤を2剤から4剤併用する患者が非常に増加しています。又、4剤併用患者だけで無く、3剤併用患者も薬3割前後と増加しており、特に4剤併用や3剤併用などの多剤併用患者には、スルホニル尿素薬や最高投与量が増加したビグアナイド薬が良く用いられています。
スルホニル尿素薬は、すい臓を刺激してインスリンの分泌を促進して血糖値を降下させる作用があり、従来は約4割を超える糖尿病患者に単剤投与されていましたが2009年にDPP-4阻害薬が市販化された事もあり、現在では単剤での投与は1割前後と少なくなっています。DPP-4阻害薬は、低血糖や体重増加などの副作用が少なく、スルホニル尿素薬よりも血糖降下作用が高いとして、投与される患者が急速に増加しています。