糖尿病と高血糖の注意点と早期診断基準

糖尿病をまだ軽いうちに診断するため、診断基準が変わりました。以前は空腹時の血糖値が140mg/dL以上を高血糖とし、糖尿病としていましたが、新しい基準では126mg/dL以上となっています。125mg/dLを超える状態が慢性的に続くと臓器障害を生じる事が多くなります。この基準を早期診断基準といいます。血糖値がこの値を超えた場合は医療機関で検査を受け、糖尿病の確定診断を受ける事になります。早期診断基準が定められた事については、多くの危険性が考えられるからです。糖尿病にかかっていても無症状の場合があり、喉の渇きなどの自覚症状が出るとは限りません。そのため、長い間糖尿病を発症していることに気付かず、医療機関にかかった時には重い障害が生じているという事もあります。ですので、毎年健康診断を受ける事が大切です。そして、健康診断などで医師から糖尿病の疑いがあると言われたら、たとえ無症状であっても定期的に検査を受けることが必要です。早期診断基準は、高血糖による病気の併発を予防するために有効な基準となります。よく、精密検査の結果、はっきりと糖尿病の診断基準にあてはまらず「境界型」と言われることがあります。「境界型」には糖尿病やその一歩手前の状態が含まれていて、どちらも同様の食事療法や運動療法が必要になります。そして、3ヵ月から6ヵ月後に再検査を受けなければなりません。症状に乏しいといわれる病気なので、自己診断にとどめることなく、まずは病院に行って診断を受けることが重要です。早期発見ができ、高血糖を予防できれば、治療の負担や症状の進行が穏やかになります。いつもと変わらない日常生活を送りながら治療を進めることができ、精神的な負担も軽減できます。